GitHub Pages × Chirpyで爆速テックブログを作る
GitHub Pages と Chirpy テーマを使って、ゼロからテックブログを構築する手順を解説します。Dev Container を活用した開発環境のセットアップから、記事の書き方まで一通りカバーします。
TL;DR
- GitHub の Starter テンプレートを使えば、リポジトリ作成から数分でブログの土台が整う
- Dev Container を使うことで、ローカル環境を汚さずに Jekyll の開発環境を構築できる
_config.ymlを数カ所編集するだけで、自分のブログとして公開できる状態になる- Favicon のカスタマイズや記事の書き方も公式ガイドに沿って対応できる
はじめに
「テックブログを始めたいけれど、環境構築が面倒で後回しにしてしまっている」——そう思っていませんか?
本記事では、Chirpy テーマを使って GitHub Pages 上にテックブログを構築する手順を解説していきます。Chirpy は Jekyll ベースのブログテーマで、TOC・ダークモード・タグ・カテゴリといった機能をすぐに使えるのが特徴です。Dev Container を活用するため、Docker さえ用意すればローカル環境への Jekyll インストールは不要です。
1. サイトリポジトリを作成する
Starter テンプレートを使う(推奨)
Chirpy 公式が用意している Starter テンプレートを使うのが最も手軽です。不要なファイルが含まれず、アップデートも追いやすいため、カスタマイズよりコンテンツ執筆に集中したい方に特に向いています。
- GitHub にサインインし、chirpy-starter にアクセスします。
- Use this template ボタンをクリックし、Create a new repository を選択します。
- リポジトリ名を
<username>.github.ioとします。usernameは自分の GitHub ユーザー名(小文字)に置き換えてください。
リポジトリ名の
username部分は、必ず小文字の GitHub ユーザー名にしてください。大文字が混在すると GitHub Pages が正しく動作しません。
2. 開発環境をセットアップする
Dev Container を使う
Dev Container を使えば、Jekyll のインストールや Ruby のバージョン管理をローカル環境で行う必要がなくなります。Docker イメージの中に開発環境が閉じているため、クリーンに管理できるのが魅力です。
必要なもの:
| ツール | 用途 |
|---|---|
| Docker Desktop または Docker Engine | コンテナの実行基盤 |
| Visual Studio Code | エディタ |
| Dev Containers 拡張機能 | VS Code からコンテナに接続する |
セットアップ手順:
- Docker をインストールします。
- VS Code と Dev Containers 拡張機能 をインストールします。
- リポジトリをクローンして、VS Code で開きます。
- Docker Desktop の場合: VS Code を起動し、コマンドパレットから
Dev Containers: Clone Repository in Container Volume...を実行してリポジトリをコンテナボリューム内にクローンします。 - Docker Engine(Linux)の場合: 先にリポジトリをローカルにクローンしてから、VS Code でそのフォルダを開き、コマンドパレットから
Dev Containers: Reopen in Containerを実行します。
- Docker Desktop の場合: VS Code を起動し、コマンドパレットから
- Dev Container のセットアップが完了するまで待ちます。初回は Docker イメージのダウンロードが発生するため、数分かかる場合があります。
Dev Container のセットアップ中は VS Code のターミナルにログが流れます。エラーが出た場合は Docker が起動しているかを最初に確認してみてください。
3. Jekyll サーバーを起動する
Dev Container のセットアップが完了したら、ターミナルで以下のコマンドを実行します。
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bash tools/run.sh
起動後、ブラウザで http://localhost:4000 にアクセスするとブログのプレビューが確認できます。ファイルを編集するとホットリロードで自動反映されます。
4. ブログの基本設定をする
_config.yml を編集する
_config.yml がブログ全体の設定ファイルです。最低限、以下の項目を自分の情報に書き換えましょう。
| 項目 | 説明 | 例 |
|---|---|---|
url | ブログの公開URL | https://username.github.io |
avatar | サイドバーに表示するアイコン画像のパス | /assets/img/avatar.webp |
timezone | タイムゾーン | Asia/Tokyo |
lang | ブログの言語 | ja |
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url: "https://username.github.io"
avatar: "/assets/img/avatar.webp"
timezone: "Asia/Tokyo"
lang: "ja"
urlの末尾にスラッシュをつけないでください。OGP や RSS フィードの URL 生成に影響します。
SNS・連絡先リンクを設定する
サイドバー下部に表示されるソーシャルリンクは _data/contact.yml で管理されています。表示したい項目の enable を true、不要な項目は false にするだけで切り替えられます。
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- type: github
icon: "fab fa-github"
enable: true
- type: twitter
icon: "fab fa-twitter"
enable: false
5. Favicon をカスタマイズする
デフォルトの Favicon を自分のアイコンに変更するには、公式ガイド Customize the Favicon に手順が詳しくまとまっています。
つまり、用意した画像から各サイズの Favicon ファイルを生成し、assets/img/favicons/ に配置するだけで完了します。
6. 記事を書く
記事の書き方(Front Matter の書き方・画像の挿入・コードブロックのオプション等)については、公式ガイド Writing a New Post を参照してください。ファイル名の命名規則(YYYY-MM-DD-title.md)や Front Matter の各フィールドについて詳しく解説されています。
記事ファイルは
_posts/ディレクトリに配置します。ファイル名は2026-03-08-my-first-post.mdのように日付を先頭につける命名規則が必須です。
まとめ
- GitHub の Starter テンプレートからリポジトリを作成することで、設定済みの Chirpy 環境をすぐに手に入れられます
- Dev Container を使えば、Ruby や Jekyll のローカルインストールなしに開発を始められます
_config.ymlと_data/contact.ymlを編集するだけで、自分らしいブログの基本設定が整います- Favicon や記事の書き方は公式ガイドが充実しているので、迷わず参照できます
環境構築のハードルが下がったことで、ブログを始める理由がひとつ減ったかもしれません。あとは書くだけです。